紙風船の作り方

紙風船の作り方ですが、

基本的には、

グラシン紙という紙が
使われています。

 

 

耐油性、耐水性があるので、

本のカバーや
ケーキなどを焼く際に
使われることがあります。

 

グラシン紙は、

 

握るとシャカシャカ音がするので、

紙風船にしてたたくと、

 

「パンパン」と
とても耳心地のよい音を
たててくれます。

紙風船 グラシン紙

 

そして作り方ですが、
(わかりやすいように、紙風船を分解してみました。)

 

丸型の紙風船は

上の画像のように、

8枚の同じ大きさの紙と、

息を吹き込む部分1枚、

底の部分1枚とで
できています。

 

それを丁寧に手作業で
少しずつ重ね合わせながら

のりで貼りつけていきます。

 

貼りつける際には、

 

ボール状になるよう、
金属の芯のようなものを
あてて作っていきますが、

 

きちんとした風船型にするには、

かなり熟練した技が
必要になるようです。

作り方1

 

紙風船で有名な
新潟県の出雲崎では、

紙風船作りを体験できるようです!!

新潟文化物語 新潟文化体験リポート
港町・出雲崎で紙風船づくりを体験
要予約だそうです。

 

私もいつかきっと!!

紙風船の歴史

紙風船の歴史は古く、
明治24年頃、
登場したと言われています。

かたちには
現在私たちがよく目にする丸型と、

富山の薬売りさん達が
子供たちへ薬のオマケとして配った
角型の2種類があります。

 

スタンダードな丸型
丸型

 

 

越中富山の薬売り角型
角型

 

紙風船は、

 

昭和の初期まで
たくさん生産され

 

子供たちに愛されてきましたが、

 

時代の流れとともに
衰退していき、

現在では
あまり見かけることが
なくなってきました。

 

しかし、
玩具として
見かけることは
へったものの、

 

現在では
ノスタルジックな気分にさせてくれる
懐かしアイテムとして、

 

老若男女問わず
愛されています。

 

また、最近では

精巧なつくりをした
ユニークな紙風船もたくさん登場しており、

芸術的にも
インテリアとしても

 

私たちの目を楽しませてくれています。

 

変形型

 

また、紙風船を膨らませて、

 

壊れないように
優しく叩いてうちあげることから、

 

五感を高めてくれる
アイテムとして、

介護施設などで
リハビリに使われることもあるようです。

 

そんな紙風船は
これからも
日本人の心をくすぐる
アイテムとして
長く存在し続けることでしょう^^